○議長(
宮川文憲君) 説明は終わりました。 これより質疑を行います。
小林議員。
◆16番(
小林恵理子君)
子ども・
子育て支援法施行が規則のほうが変わったので、韮崎で
条例で決めるとしていた
日割り計算などを規則のほうに変えるという、そういう改正かと思いますが、規則の説明も少し不勉強なのでされたので、そのことについてお聞きしたいんですが、(3)の
子ども・
子育て支援法施行規則第58条第4号に規定する
内閣総理大臣が定める場合、この定める場合の中身は、今回は
新型コロナウイルスの
感染症によるものかと思うんですが、そればかりじゃなく、ほかのことも想定したような規定になっているのか、お聞きしたいと思います。
○議長(
宮川文憲君)
横森福祉課長。
◎
福祉課長(
横森弘樹君) ご説明いたします。 今回の改正でございますが、内閣府令にもございますとおり、災害、その他緊急、やむを得ない場合として、
内閣総理大臣が定める場合に該当し、保育の提供がなされない日数が
ひと月当たり5日を超えることとございますので、今回の
コロナウイルスの関係に伴いまして、規則のほうも改正いたしますが、今ご説明いたしました災害、その他ということを想定いたしております。 以上です。
○議長(
宮川文憲君)
小林議員。
◆16番(
小林恵理子君) 了解いたしました。 それで、附則としての
保育料等条例の規定が、令和2年2月28日から適用ということになっていますけれども、これは今後3月がまだありますので、3月中にそういう事態が発生した場合に、これを適用できるように2月の末にしたというふうなことの理解でよろしいでしょうか。
○議長(
宮川文憲君)
横森福祉課長。
◎
福祉課長(
横森弘樹君) お答えします。 そのとおりでございます。
○議長(
宮川文憲君) よろしいですか。
◆16番(
小林恵理子君) はい。
○議長(
宮川文憲君) 質疑を打ち切ります。 本案件は所管の
委員会に付託の上、審査したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮川文憲君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第53号は
文教厚生常任委員会に付託いたします。 ここで暫時休憩いたします。 再開は午前10時30分といたします。 (午前10時10分)
---------------------------------------
○議長(
宮川文憲君) ただいまの
出席議員は16名であります。
定足数に達しておりますので、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 (午前10時30分)
---------------------------------------
○議長(
宮川文憲君) 休憩中に
文教厚生常任委員会が開催されました。
付託案件の議案第53号の
委員会報告につきましては、日程第3の3、
文教厚生常任委員会付託事件の議案第48号の次に追加したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮川文憲君) ご異議なしと認めます。 よって、
文教厚生常任委員会付託事件の末尾に追加することに決しました。 ご承知の上、日程を訂正願います。
---------------------------------------
△
委員会報告
○議長(
宮川文憲君) 日程第3、
委員会報告を行います。 1、
財務常任委員会付託事件。 本案件は、
会議規則第101条の規定による
委員会報告であります。
財務常任委員会付託事件の議案第10号、議案第11号、議案第12号、議案第13号、議案第14号、議案第15号、議案第16号、議案第17号、議案第18号、議案第19号、議案第20号、議案第議案第21号、議案第22号、議案第23号、議案第24号、議案第25号の16案件を
一括議題といたします。 本案件につきましては、
財務常任委員会に付託したものであります。 この際、
財務常任委員長の報告を求めます。
浅川裕康財務常任委員長。 (
財務常任委員長 浅川裕康君 登壇)
◆
財務常任委員長(
浅川裕康君)
財務常任委員会の審査の結果を申し上げます。 去る3月12日の本会議におきまして、当
委員会に付託されました案件につきまして審査を行うため、16日午前9時から本
会議場におきまして
委員会を開催いたしました。
委員会には、全委員の出席と
執行部から
内藤市長、内藤副市長、
堀川教育長のほか
関係課長の出席を得まして、議案第10号 令和2年度韮崎市
一般会計予算のほか、議案第11号から議案第25号までの全16案件について順次審査を行いました。 先ず、議案第10号 令和2年度韮崎市
一般会計予算を議題とし、歳出については
款ごとに、歳入については一括により、詳細かつ慎重に審査を行いました。 採決では、
全員一致により原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第11号から議案第14号までの
特別会計予算4案件及び議案第22号から議案第25号までの
事業会計予算4案件について、
会計ごとに
歳入歳出の
一括質疑を行い、採決を行った結果、8
案件ともに
全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第15号から議案第21号までの各財産区
特別会計予算7案件について、
歳入歳出一括質疑、
一括採決を行った結果、
全員一致により原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査結果は、お手元に配付いたしました
委員会審査報告書のとおりでございます。 以上で、
財務常任委員会の経過と結果の報告を終わります。 議長をして、よろしくお
取り計らいのほどをお願い申し上げます。
○議長(
宮川文憲君) 以上で報告は終わりました。
委員長の報告は、本16案件は原案のとおり可決すべきものであります。 これより
委員長の報告に対する質疑を行います。 (発言する者なし)
○議長(
宮川文憲君) 質疑を打ち切ります。 本16案件については、討論の申出がありませんでしたので、討論を終結いたします。 これより議案第10号から議案第25号までの16案件を
一括採決いたします。 本16案件は原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。 (「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮川文憲君)
小林恵理子議員。
◆16番(
小林恵理子君) 議案第10号 令和2年度韮崎市
一般会計予算について異議があります。
○議長(
宮川文憲君) ただいま議案第10号に異議がありますので、これより議案第10号の案件を採決いたします。 本案件は原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の議員の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
宮川文憲君) ご着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第10号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第11号、議案第12号、議案第13号、議案第14号、議案第15号、議案第16号、議案第17号、議案第18号、議案第19号、議案第20号、議案第21号、議案第22号、議案第23号、議案第24号、議案第25号の15案件を
一括採決いたします。 本15案件は原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮川文憲君) ご異議なしと認めます。 よって、本15案件は原案のとおり可決されました。 次に、2、
総務産業常任委員会付託事件。 本案件は、
会議規則第101条の規定による
委員会報告であります。
総務産業常任委員会付託事件の議案第26号、議案第27号、議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第32号、議案第33号、議案第34号、議案第35号、議案第45号、議案第46号、議案第47号、議案第49号、議案第50号、議案第51号及び請願第2-1号の17案件を
一括議題といたします。 本17案件につきましては、
総務産業常任委員会に付託したものであります。 この際、
総務産業常任委員長の報告を求めます。
守屋久総務産業常任委員長。 (
総務産業常任委員長 守屋 久君 登壇)
◆
総務産業常任委員長(
守屋久君)
総務産業常任委員会の審査の結果を申し上げます。 去る3月12日の本会議におきまして、当
委員会に付託されました案件につきまして審査を行うため、同日午後1時から
委員会を開催いたしました。
委員会には、全委員の出席と
関係課長の出席を得まして、順次慎重に審査を行い、挙手による採決を行いました。 先ず、請願第2-1号の案件を採決し、
挙手少数により不採択とすべきものに決しました。 次に、議案16案件を採決いたしました。議案第26号から議案35号までと議案第45号、議案第47号、議案第49号から議案第51号までの15案件は、
全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 また、議案第46号の案件は挙手多数により原案のとおり可決するものと決しました。 審査結果は、お手元に配付しました
委員会審査報告書のとおりであります。 以上で、
総務産業常任委員会の経過と結果の報告を終わります。 議長をして、よろしくお
取り計らいのほどをお願い申し上げます。
○議長(
宮川文憲君) 以上で報告は終わりました。
委員長の報告は、議案16案件は原案のとおり可決すべきもの、請願第2-1号は不採択とすべきものであります。 これより、
委員長の報告に対する質疑を行います。 (発言する者なし)
○議長(
宮川文憲君) 質疑を打ち切ります。 これより討論に入ります。 請願第2-1号 国に対し「
消費税率5%への
引き下げを求める
意見書」の提出を求める
請願書について、討論の通告がありましたので、順次発言を許します。 先ず、原案に賛成の発言を許します。
小林恵理子議員。 (16番
小林恵理子君 登壇)
◆16番(
小林恵理子君) 請願第2-1号 国に対し「
消費税率5%への
引き下げを求める
意見書」の提出を求める
請願書に対して、賛成の立場で討論します。 請願は、昨年10月からの
消費税10%への増税が、
暮らしや経済に暗い影を落としていること、また、
複数税率の導入によって対応できない
事業者の閉店、廃業の事例も起きていることなど増税後の現状を訴えています。 内閣府が今
月発表した昨年10月から12月期の国内総生産(
GDP)の
改定値は、
物価上昇を除いた実質の
経済成長率が2
月発表の
速報値より悪化しました。
速報値では前期、7月から9月期に比べ
マイナス1.6%でしたが、
改定値は
マイナス1.8%へ拡大しました。
消費税率の10%への引き上げが家計も経済も直撃していることは明らかです。 我が党が行った
韮崎市内商店街への
消費税5%への
引き下げを求める署名の
要請行動でも、
消費税増税分を転嫁できない、
複数税率など複雑過ぎる、この
先商売が続けられるのか分からないなど、経営に対する不安とともに減税を求める声が多数寄せられています。 加えて、1月以降は
新型コロナウイルスの
感染拡大が、
日本経済を一層落ち込ませています。
GDP以外の
経済指標もその深刻さを示しています。家計調査の1月の
消費支出は、前年同月比で3.9%の
マイナスでした。内閣府の2月の
景気ウォッチャー調査では、景気の状況を示す指数はリーマン・ショック時以来の低水準です。
日本経済は危険な局面を迎えています。日本の経済と国民の
暮らしが重大な事態に直面しているとき、それに見合った大規模な対策を急いで講じるべきです。その役割を果たす政治への切替えが求められています。
消費税率を緊急に5%に減税するとともに、
暮らしを応援する
抜本的対策が緊急の課題となっています。 現在開かれている国会においても、与党野党問わず、
消費税の減税を求める声が出ています。
消費税減税が、経済を好転させる効果があることを認識しているゆえだと考えます。 請願では、
消費税は低
所得者ほど負担が重く、貧困と
格差拡大を助長する税制であるとして、
消費税に依存する税制から見直しをして、大企業や
富裕層を優遇する税制の是正が急務であり、また、税金の使い方の転換によって社会保障や地域経済振興に優先して税金を使い、経済を支える個人消費を伸ばすことが求められるとしています。 この主張にも賛同いたします。これまでの政策を転換し、国民の所得と消費を増やし、経済を再建させ、社会保障の充実と
財政再建を共に目指すべきです。 請願は、住民の
暮らし、地域経済、地方自治体の深刻な打撃を与えている
消費税増税をやめて、
消費税率5%への
引き下げを求める
意見書の提出を求めています。今、このことを強く地方からも発信していくことが、重要で必要なことと考えます。 よって、請願第2-1号 国に対し「
消費税率5%への
引き下げを求める
意見書」の提出を求める
請願書に対して、賛成すべきものとして討論を終わります。
○議長(
宮川文憲君) 次に、原案に反対の発言を許します。
内藤正之議員。 (7番
内藤正之君 登壇)
◆7番(
内藤正之君) 請願第2-1号 国に対し「
消費税率5%への
引き下げを求める
意見書」の提出を求める
請願書に対し、反対の立場で討論を行います。
消費税は、2012年の3党合意の時点で
消費税率5%から前回の8%、そして現在の10%の2段階で増税することとその使い道は決定されており、2019年10月1日より引き上げられました。 一部に対象商品には8%の税率が適用される軽減税率制度が同時に導入されるため、従来の
消費税とは異なり、10%、このうち
消費税7.8%、地方
消費税2.2%、軽減税率8%、このうち
消費税6.24%、地方
消費税1.76%の
複数税率を管理するため、税率ごとに区分管理が必要となります。
消費税は、景気や人口構成の変化に左右されにくく税収が安定していることから、働く世代などの特定の人に負担が集中することなく、経済活動に忠実で、財源の調達力があります。今後の人口構成、
財政状況を踏まえ、現在の高齢者3経費、基礎年金、老人医療、介護と呼ばれる高齢者メインの社会保障費から社会保障費4経費、年金、医療、介護、子育てという高齢者だけではなく、
子ども、孫の世代までのサポートを充実させることが目的であります。 これにより幼児教育、保育の無償化がされ、本年4月からは、高等教育の授業料完全無償化が実施されるなど新しい経済政策に期待をされております。 以上のことから、請願第2-1号 国に対し「
消費税率5%への
引き下げを求める
意見書」の提出を求める
請願書について、不採択にすべきものであります。 議員各位のご賛同をお願い申し上げ、反対の討論とします。
○議長(
宮川文憲君) 以上で、通告による討論は終わりました。 これより、請願第2-1号の案件を起立により採決いたします。 本案件に対する
委員長報告は不採択とすべきものであります。 したがって、原案について採決いたします。 請願第2-1号を採択することに賛成の議員は、起立願います。 (
賛成者起立)
○議長(
宮川文憲君) ご着席ください。 起立少数であります。 よって、請願第2-1号は、不採択と決しました。 次に、議案第26号、議案第27号、議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第32号、議案第33号、議案第34号、議案第35号、議案第45号、議案第46号、議案第47号、議案第49号、議案第50号及び議案第51号の16案件を
一括採決いたします。 本16案件は原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。 (「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮川文憲君)
小林恵理子議員。
小林恵理子議員。
◆16番(
小林恵理子君) 議案第46号に異議があります。
○議長(
宮川文憲君) ただいま、議案第46号に異議がありますので、これより議案第46号の案件を起立により採決いたします。 本案件は原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の議員の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
宮川文憲君) ご着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第46号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第26号、議案第27号、議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第32号、議案第33号、議案第34号、議案第35号、議案第45号、議案第47号、議案第49号、議案第50号及び議案第51号の15案件を
一括採決いたします。 本15案件は原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮川文憲君) ご異議なしと認めます。 よって、本15案件は原案のとおり可決されました。 次に、
文教厚生常任委員会付託事件。 本案件は、
会議規則第101条の規定による
委員会報告であります。
文教厚生常任委員会付託事件の議案第36号、議案第37号、議案第38号、議案第39号、議案第40号、議案第41号、議案第42号、議案第43号、議案第44号、議案第48号及び議案第53号の11案件を
一括議題といたします。 本11案件につきましては、
文教厚生常任委員会に付託したものであります。 この際、文教厚生常任
委員長の報告を求めます。
小沢栄一文教厚生常任
委員長。 (文教厚生常任
委員長 小沢栄一君 登壇)
◆文教厚生常任
委員長(
小沢栄一君)
文教厚生常任委員会の審査の結果を申し上げます。 去る3月12日の本会議におきまして、当
委員会に付託されました案件の審査を行うため、13日午後1時から
委員会を開催いたしました。
委員会には、全委員の出席と
執行部から
堀川教育長及び
関係課長の出席を得まして、順次慎重に審査を行い、挙手による採決を行いました。 議案第36号から議案第39号までと、議案第41号から議案第44号まで及び議案第48号の9案件は、
全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 また、議案第40号の案件は、挙手多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、本日の本会議におきまして、当
委員会に付託されました案件の審査を行うため、休憩中に
委員会を開催いたしました。
委員会には、全委員の出席と
執行部から担当課長の出席を得まして、慎重に審査を行いました。 挙手による採決の結果、議案第53号の案件は
全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査結果は、お手元に配付いたしました
委員会審査報告書のとおりであります。 以上で、
文教厚生常任委員会の経過と結果の報告を終わります。 議長をして、よろしくお
取り計らいのほどお願い申し上げます。
○議長(
宮川文憲君) 以上で報告は終わりました。
委員長の報告は、議案11案件は原案のとおり可決すべきものであります。 これより、
委員長の報告に対する質疑を行います。 (発言する者なし)
○議長(
宮川文憲君) 質疑を打ち切ります。 これより、討論に入ります。 議案第40号 韮崎市
敬老祝金支給条例の一部を改正する
条例について、討論の通告がありましたので、順次発言を許します。 先ず、原案に反対の発言を許します。
渡辺吉基議員。 (8番
渡辺吉基君 登壇)
◆8番(
渡辺吉基君) 議案第40号 韮崎市
敬老祝金支給条例の一部を改正する
条例に、反対の立場で討論を行います。
条例改正の
提案理由は、長寿、高齢化に伴い、所要の改正を行う必要があるとして、77歳を対象とした5,000円の支給を新年度から廃止するものです。対象の年齢者は345人、かかる予算は172万5,000円です。 老人福祉法は基本的理念として、老人は、多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として、かつ豊富な知識と経験を有する者として敬愛されるとともに、生きがいを持てる健全で安らかな生活を保障されるものとするとあります。 厚生労働省年金局の平成29年度厚生年金、国民年金事業概況によると、山梨県の国民年金受給者1人当たりの平均受給月額は54,750円となっています。国民年金受給者の多くが、生活保護基準以下でありながら何とか生活しているのが実態です。 これまでも年金の減額が行われ、今後も減額が計画されています。75歳からの後期高齢者医療制度は、元被扶養者の軽減特例も打ち切られ、窓口負担増も議論されています。介護保険制度では保険給付外しや利用料の負担増も行われています。高齢者は将来への不安もあり、安心して老後を過ごせる状況とはなっていません。 韮崎市敬老祝金は、高齢者に対し、敬老祝金を支給することにより、長寿を祝福し老人の福祉と敬老精神の高揚を図ることを目的とするとあります。 韮崎市民の多くの高齢者は、居住期間の長短はありますが、韮崎市の発展のために貢献されました。 また、大切な人生の節目に行う長寿のお祝いとして77歳の喜寿があります。77歳になった方に5,000円を支給し、引き続き健康で長生きすることを願って韮崎市から祝福の気持ちを届ける事業として意義があるものです。高齢者の経済的な厳しい現状も踏まえて、77歳の祝金を廃止すべきではないと考えます。 2019年度から始まった韮崎市第7次総合計画は、「すべての人が輝き 幸せを創造するふるさと にらさき」韮崎市民であることに誇りを持ち、ここに住んでよかったと実感できるまちを目指していく決意を込めたものですと記されています。そうした立場から、韮崎市の優れた施策については、他の市がどうであれ継続していくことが大切なことではないかと思います。 以上で、議案第40号 韮崎市
敬老祝金支給条例の一部を改正する
条例に反対の討論とします。
○議長(
宮川文憲君) 次に、原案に賛成の発言を許します。
金井洋介議員。 (4番
金井洋介君 登壇)
◆4番(
金井洋介君) 議案第40号 韮崎市
敬老祝金支給条例の一部を改正する
条例について、賛成の立場から討論を行います。 本来、人の命は生まれてからやがて帰っていくまでの間、ずっとずっと尊いもので年齢による差はないはずです。その中、長く社会を支えご尽力されてきました長寿の方を敬う気持ちは、日本人の誇れるよさに違いありません。 今年、私は45歳になります。住民税や所得税、そして後期高齢者医療制度の4割を担う後期高齢者支援金に加えて、40歳からは老後の不安の一つである介護を社会全体で支えるための介護保険料を納めております。私たち現役世代は、これら社会保険料納付という自分の頑張りを持って、高齢者の皆さんへの敬意と大人になるまで支えてくださったことへの感謝の気持ちを表していると考えております。そして、税をはじめ、社会福祉は見ることのできないものも含め、多くの助け合いの精神の上に成り立ち、これを感じなければ本当の幸せがかなうことはないと思います。 今、私は一生懸命に働き、納めた大切な大切なお金が本当に必要な人に、本当に必要なところに適切に使われてほしいと強く願う思いを持っております。77歳になられる方においても、所得に恵まれている方、困窮されている方、病気などで介護が必要な方、お孫さんがいる方いない方をはじめ、十人十色それぞれの
暮らしがあります。 もし、税の使い道を高齢者に限定して選べるとしたら、平均寿命が男性81.25歳、女性87.32歳となった今、1年限り77歳の長寿のお祝いよりも本当に困り、支援が必要な方に対し、生活保護など継続的に適切に使われることを私は選択いたします。 また、市としては今後迫りくる超高齢社会に向けて、地域包括ケアシステムの強化というものも求められているはずです。そこで、高齢者を支える仕組みをより強固にするといった観点から、個人への支給よりも全体でまとめてより大きな力、安心につなげていきたいと考えている点も感じられるところであります。 さらに、異なる視点で考えてみます。77歳のお祝い事業費はおおむね170万前後となりますが、昨年10月からの幼児教育、保育の無償化に伴う韮崎市の独自政策であり、課題である
多子世帯への
保育料の補助事業費は月額約180万円であります。77歳となる対象者に説明をすれば、子育て支援に協力している、いまだ新しい時代に寄与しているとの優しく誇れる感情をきっと抱いていただけるものと想像しております。実際に、私の周りにはこれからの
子どもたちになら、自分たちの分をかけてもいいとにこやかにお伝えくださるお父様方、お母様方が多くおられ、いつもうれしく感じるところであります。 なお、各地区における高齢者の生活状況の把握などについては、一過性ではなく日々の隣近所から始まる絆、地域力を高め、これからも皆、誰もが顔なじみ、心なじみの共生共助の
暮らしを実現していきたいと、私自身地元自主防災会会長としての活動を通して強く感じるところであります。 以上、平均寿命の延伸、税の適切な執行、助け合いの精神、市の意向、そして高齢者のお言葉を鑑みて、私は議案第40号を賛成すべきものと考えます。 高齢者をはじめとする市民が年齢に関係なく、幸せであることが何よりのお祝いにつながることも考慮され、議員各位のご賛同をお願い申し上げます。 結びに、喜寿を迎えられます皆さん、誠におめでとうございます。どうかこれからもご健康で充実した日々が送れますことを心からお祈り申し上げるとともに、令和の時代を担う
子どもたちと若者たちをこれからもお支えいただきますことをお願い申し上げます。 そして、願わくば今回の改正を契機に、本市に本当に必要な事業とは何かについて、若い世代、現役世代、高齢者世代を含む全ての世代が真剣に考えていく、それぞれの利益だけを考えるのではなく、韮崎市の未来を思う、そんな市民によってつくられるまちになることを期待しております。
○議長(
宮川文憲君) 以上で、通告による討論は終わりました。 これより、議案第40号 韮崎市
敬老祝金支給条例の一部を改正する
条例の案件を起立により採決いたします。 本案件は原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の議員の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
宮川文憲君) ご着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第40号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第36号、議案第37号、議案第38号、議案第39号、議案第41号、議案第42号、議案第43号、議案第44号、議案第48号及び議案第53号の10案件を
一括採決いたします。 本10案件は原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮川文憲君) ご異議なしと認めます。 よって、本10案件は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△閉会中の
継続審査について
○議長(
宮川文憲君) 日程第4、閉会中の
継続審査についてを議題といたします。 本件については、総務産業、文教厚生、財務の各常任
委員長並びに議会運営
委員長から、目下、
委員会において審査中の事件につき、
会議規則第102条の規定により、閉会中の
継続審査の申出がありました。 申出書は、お手元に配付のとおりであります。 お諮りいたします。 総務産業、文教厚生、財務の各常任
委員長並びに議会運営
委員長からの申出のとおり、閉会中の
継続審査とすることにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮川文憲君) ご異議なしと認めます。 よって、各
委員長から申出のとおり、閉会中の
継続審査に付することに決定いたしました。
---------------------------------------
△閉会の宣言
○議長(
宮川文憲君) 以上で本議会に上程されました案件の審議は全部終了いたしました。 これをもって、令和2年第1回韮崎市議会
定例会を閉会いたします。 (午前11時12分)
---------------------------------------
△議長挨拶
◎
議会事務局長(
功刀重文君) 令和2年第1回韮崎市議会
定例会の閉会に当たり、宮川議長よりご挨拶を申し上げます。 (議長
宮川文憲君 登壇)
○議長(
宮川文憲君) 令和2年第1回
定例会の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 今
定例会は、2月27日開会以来、令和2年度の本市行政の根幹となります各会計予算をはじめ、令和元年度補正予算、
条例改正案など、重要案件について、21日間にわたり審議を行いました。 議員各位におかれましては、会期中、終始熱心に審議をいただき、また市長をはじめ、
執行部の皆さんにおかれましては、明瞭簡潔なる答弁にご協力をいただき、本日ここに全てを議了し、無事、閉会の運びとなりましたことに、心から感謝を申し上げる次第でございます。 さて、現在、市内小・中学校、高等学校では、政府からの要請を受け、
新型コロナウイルスの
感染拡大防止のため、学校の休業が実施されております。児童・生徒、保護者の皆様をはじめ、学校の先生方におかれましても、大変なご苦労とご心配をいただいているところでありますが、影響を最小限とするため、市議会も一丸となって、この危機的状況を乗り越えてまいる所存でございますので、この場をお借りして、市民の皆様のご理解、またご協力をお願いを申し上げる次第でございます。 本日議決されました令和2年度当初予算は、第7次総合計画の「すべての人が輝き 幸せを創造するふるさと にらさき」の将来像のさらなる実現のため、積極的な予算編成となっております。 職員の皆様におかれましては、堅実な予算執行とともに、引き続き市民目線で創意工夫を凝らし、業務に取り組んでいただきますようお願いを申し上げる次第でございます。 結びに当たり、議員並びに
執行部、また市民の皆様のご健康とますますのご活躍をご期待申し上げ、閉会の挨拶といたします。 ありがとうございました。地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 令和2年 3月18日 議長 副議長 署名議員 署名議員...